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ディレクター対談「通販って面白いの?」

いつの間にか通販番組の会社になってました
藏本:っていきなり対談始まっちゃったんですけど。ええと、今ウチが作ってる映像は、100%通販番組なんですね。で、学生さんは映像制作・テレビ制作って聞くとバラエティ・ドラマ・ドキュメンタリーとかをイメージするでしょ。だから通販って正直どうなの?ってとこを、本音で紹介してこうと思います。
小林:昔はバラエティもやってたんだけどね。社員からしたら、気づいたら通販だけになってたって感じ。通販専門会社で働いてるつもりはなかったんだけどなぁ(笑)。ウチみたいな会社って学生さんにあまり馴染みがないと思うんで、「通販も面白いんだよ」ってところを語れば。じゃあ、さっそく始めましょうか。

通販ってバラエティやCMと比べてどう?

小林:一番の違いは、クライアントさんから直接発注してもらえることかな。普通のテレビ番組だと、ウチみたいな制作会社に発注するのってテレビ局じゃない。CMは広告代理店。でもウチは、番組にお金を出してるスポンサーから仕事がくる。こっちのアイデアも直接言えるから、企画の自由度は高い。
藏本:通販って面白いものが作れないんじゃないか?と思ってる学生さんもいますよね。バラエティみたいにふざけられないんじゃないかって。でも、伝えるべきことをちゃんと伝えていれば、小ネタとして遊べるところはたくさんある。僕らの出したアイデアに、クライアントさんが乗ってくれる場合も結構ありますね。
小林:たとえば「業界最軽量の充電式掃除機」を売る番組だと、大事なのは番組を通して「業界最軽量で充電式」ってことをわからせて、使うと便利だなと思わせること。極端に言うと、それを訴求するのに正しい演出なら、かぶり物のキャラクターが騒いでいようが、ケツを出していようがアリなんですね(笑)。

通販はすぐトップになれる?

藏本:あとこれは、通販じゃなくてウチの会社の特徴かもしれないんですけど・・・
普通は自分の上にプロデューサーがいて、総合演出がいて、いろんなチェックがありますよね。でもウチの場合はディレクターがトップに立ってやるんで、自分の色をすぐ出せる。簡単に言うと、早くカントクになれるってことですね。
小林:たしかに普通、駆け出しのディレクターは30分とか1時間の番組を丸ごと作れないよね。プロデューサーの意図をくんで、総合演出の下について、1つのコーナーを作っていくのが一般的。でも、ディレクターデビューした瞬間から、総合演出を任されるんだよね。ウチの場合。
藏本:学生のときって、肩書がディレクターになると番組丸ごと好きなものを作れると思ってるんじゃないですかね。僕もそうだったし。でも、すぐに責任ある立場になれるって、なかなかないですよ。ウチは「じゃあ、これ一本オマエに」って結構任せちゃう。2人体制でやることはほとんどないですね。

10億を動かす映像?

小林:効果がわかりやすいのも通販の特徴。知らない間に100万台売れてたとか、数字を見ると実感するよね。あと、通販って最初、媒体費の安い放送局で効果をテストするんですよ。で、ダメだったらすぐに流さなくなるし、良かったらそこで「2億円の広告費を投じよう」ってなったりして、露出量が変わるんですね。
藏本:テレビをつけると、売れてる番組は何度も流れてるけど、売れてない番組は全然流れない。だから、良かったかどうかはテレビを見るとわかっちゃいます。効果が良かったとき、クライアントさんに「来月から10億かけるぞ!」って言われたこともあって。自分の作ったものが大金を動かしてるとも言えますね。
小林:売れなかったらヘコむし、売れればやっぱりうれしい。勝ち負け両方あるのが魅力だよね。ウケたときは必ず参考にできる部分があるし、負けたときも「何がいけなかったんだろう」ってパターンを検証できる。まあ正解は1つじゃないから、何年やってても、新しいことに挑戦してかなきゃいけないんですけどね。

演出するのは、テレビの中だけじゃない?

藏本:バラエティや映画でも相手の気持ちを動かすことを考えるんでしょうけど、通販はそういう感覚がより強いと思います。30分以内にモノを買わせなきゃいけないんで、視聴者の気持ちを想像することが一番大事だったりしますね。知ってもらうことが目的のCMよりも、ハードルが高いんじゃないでしょうか。
小林:見る人の気持ちもそうだけど、撮影のときにカメラさんとか音声さんをノセて、上手く動かしていくのもボクらの仕事。だから意外とコミュニケーション力が重要で。でも「演出」って、そういうことだと思う。テレビの画面の中だけじゃなく、すべての場面で、人を動かす工夫をしていく仕事なんだよね。
藏本:やっぱり、素人さんのインタビューが一番難しいですね。タレントさんはプロなんで、ある程度の合格点は出してくれるじゃないですか。でも素人さんを気持ちよくしゃべらせるってのは、場のつくり方が難しい。自分のスタイルでやるしかないけど、受け入れてもらえないこともある。相性もありますし。

で、結局、通販って面白いの?

小林:何回か仕事をすると、クライアントさんがディレクターの強みをわかってくれて、それを活かすように使ってくれることがあるんですね。ボクの場合、遊んでいい箇所とそうでない箇所を事前にハッキリ決めるパターンが多い。それぐらい、お互いをわかった相手と仕事することに、やりがいを感じる人は多いかもね。
藏本:僕は「お任せします」って言われるのが一番うれしいですね。信頼されてるんだと思いますし、テーマを決めてガチガチにされるよりは全然やりやすい。もちろんプレッシャーにもなりますけど、クライアントさんからも、社内からもひとりで任せられるってのは、ウチの仕事の魅力じゃないですか。
小林:ウチの会社では、クライアントさんが直接個人を指名してくれるんです。と言っても、ガシガシ営業してるわけじゃないですよ。実力もそうだし、やりやすい人とか、話しやすさとか性格も含めて、声をかけてくれるんですね。そうやって評価を実感できるってのが、一番うれしいことかもしれないですね。
と・・・まあ、こんな感じで色々話してきましたが、
なんだかんだで、みんなけっこう面白がりながら
通販番組、つくってます。
ハングルーズ集合写真

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